創業融資の支援をいただき、 事業のキャッシュフローが明確になりました。

■Interviewer Profile
湯本 潤也(ゆもと じゅんや)
自動車関連事業に10年ほど携わり、その後レンタカー事業責任者を経験し独立。
3人の子供のパパで、キャンプ、旅行などを通じて【新しい体験】をすることが大好き。

❶ 会社概要

株式会社 SOW
創業 : 2024年4月
事業内容 : ルーフテント付きレンタカーの貸出
URLhttps://skytent.co.jp/
融資資金 : 500万円

❷ 事業概要

スカイテントレンタカーは北海道初、ルーフテント付き専門のレンタカー店です。
「空の下で、もっと自由に。」をコンセプトにすべての車にルーフテントを装着し、初心者でも簡単にキャンプを楽しむことができます。

❸ 創業の経緯

よろしくお願いいたします!
よろしくお願いします。
はじめに、今回のルーフテント付レンタカー事業を始めようと思ったきっかけは何ですか?

 以前、子供の友達家族何組かでキャンプに出かけたんですが、そこで宿泊用のキャンプ用品が無い家族が1組いて、夜になり宿泊ができないので、帰りたくない子供が泣きながら帰っていくという出来事がありました。

 その後、富士山の麓でキャンプしている際に偶然ルーフテント付きのレンタカーを見かけて、これならキャンプ用品や大きい車を保有していなくても、宿泊キャンプを体験することができると思い、このアイデアが浮かびました。それが全ての始まりです。

確かに私も家族がいますが、車とキャンプ用具の2つが障害になって、なかなかキャンプに行けないです。キャンプ用品を買ったとしても、設営できるのかという不安もありますし。
 その点、ルーフテントキャンプは設営や撤収にそれぞれ約30分しかかからず、家族や友人との貴重な時間をより多く確保できる点が大きな魅力です。この利便性を生かして、今後も事業領域を広げ、より多くの人々に新しい形のキャンプ体験を提供していく計画です。

❹ 融資申込の経緯

創業融資申込にあたり弊社にサポート依頼をいただいた経緯について教えていただけますでしょうか。

 今回のレンタカー事業では、複数の車両を購入する必要があるため、相応の資金が必要です。創業のために準備した自己資金を車両の購入にあててしまうと、その後の事業投資資金がなくなってしまうので、融資の申込をしようと当初から思っていました。

 私自身がもともとレンタカー事業の責任者をやっていたので、数値計画作成や財務諸表のポイントについては押さえておりました。しかし、スタートアップの準備で忙しい中、融資申込みのための資料作成に充分な時間を確保することができませんでした。そこでスタートアップ支援の実績が多いマケットコンサルティングさんに資金調達サポートの依頼をしました。

❺ 融資をめぐるエピソード

実際に創業融資が通り、資金調達に成功しましたが、何か印象に残っていることはありますか?
 はい、実際に融資が承認されたこと自体が大きな一歩でしたが、特に印象に残っているのは、支援いただいたプロセスを通じて事業のキャッシュフロー計画が非常に明確になったことです。創業融資申込には、厳密な財務計画とキャッシュフロー資料の作成が求められるため、これらの資料作成を通じて事業の財務健全性がより鮮明になりました。また、推薦状や追加の資料を綿密に用意してくれたので、本当に助けられました。
 そして資料作成のみならず、融資面談にも同席いただき、その後も細かくフォローをいただいたので、資金調達の成功に直結しました。融資が通ったことで、計画通りに車両を購入し、事業を本格的にスタートすることができ、これが今後の成長への基盤を築いたと実感しています。

❻ 事業の現状と今後の展望

事業の今後の目標について教えてください
 私たちの目標は、ルーフテントを使ったキャンプを通じて、「新しい自由」を広めていくことです。特に子供たちには、自然を楽しみながら色々なことを学ぶ体験をたくさん提供したいと思っています。
 また今後は、地方自治体とも連携し、北海道の美しい自然や文化を活かし、地域の人々との交流を深めながら、事業展開をしていきたいと考えております。

■ この記事の監修者
マケットコンサルティング株式会社 代表取締役 / 税理士
伊東 祐生(いとう ゆうき)

2019年に起業し、自身も創業フェーズにおいてグループ全体で5000万円超の融資調達に成功する。これまでの創業融資サポートの成功率は90%を超え、数多くのスタートアップ支援を行っている。

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