- ■Interviewer Profile
- 湯浅 真実(ゆあさ まみ)
国内のアパレルメーカーで約12年販売員~販売店舗責任者として培った経験を生かし、地元札幌にて国内のものづくりをしっかり提案できるショップを作りたいと思い2021年にアパレルショップを開業する。
❶ 会社概要
Ephraim(エフライム)
創業 : 2021年3月
事業内容 : アパレルショップ(メンズメインに日本の国内ブランドを中心に取り扱い)
URL : https://ephraim.shop-pro.jp/
融資資金 : 1,000万円
❷ 事業概要
- 【事業コンセプト】
- 様々モノが溢れ、1クリックでほとんどのモノが買えてしまう時代。
服も供給過多で、ファッションを楽しむ事が失われつつあるように感じる事もあります。
それでもファッションには、身につけると自信が生まれ、自分も周りの人も幸せな気持ちになる、そんな力があると信じ、小さなセレクトショップを始めました。商品を選ぶ時間の楽しさ、またその商品を身につける事で得られる自信や日常生活の充足感を提供できるショップを目指します。
❸ 創業の経緯
- よろしくお願いいたします!
- よろしくお願いします。
- はじめに、ご自身でセレクトショップ店舗を始めようと思ったきっかけは何ですか?
- もともと国内の大手ドメスティックブランドの店舗責任者として販売に12年間携わっていたのですが、1つのブランドのみならず、実際に自分の目で見て、作り手の方の思いが伝わる商品を揃え、また性別・年齢を超えてデザインを楽しんで頂ける商品、時が経ってもずっと大事に着続けていきたいと思うそんな一点を選んで頂けるようなお店を自分で作りたいと思い、独立を決意しました。
❹ 融資申込の経緯
- 創業融資申込にあたり弊社にサポート依頼をいただいた経緯について教えていただけますでしょうか。
-
お店の開業準備期間に、オープンまでに必要なお金を計算してみると、店舗の内装資金と店舗在庫の仕入資金だけで、ものすごく大きなお金が必要なことがわかりました。今まで独立のためにお金は貯めていましたが、それだけでは足りなかったので、日本政策金融公庫の創業融資制度を利用したいなと思いました。
ただ実際には何から始めて良いかがわからなかったので、知り合いに創業融資の支援実績が豊富なマケットコンサルティングさんを紹介してもらい、制度の概要や今後何をやっていけば良いのかを教えてもらいましたが、自分だけでは最後まで進められる自信が無かったので、支援をお願いしました。
❺ 融資をめぐるエピソード
- 実際に創業融資が通り、資金調達に成功しましたが、何か印象に残っていることはありますか?
- 一番印象に残っているのは日本政策金融公庫に融資面談に行った際の出来事ですね。面談してもらった担当者の方がアパレルショップのことについてほとんど知識がなかったので、話をしていて不安だったのですが、税理士の伊東さんがシーズン毎に仕入資金が必要な理由とキャッシュフローの計画を丁寧に担当者に補足説明していただいたことで、ビジネスモデルを理解いただけ、融資成功に繋がったと思っています。
- 私もあの時の面談のことはすごく覚えています。オープンの際の仕入資金が借入できないとなると店舗の運営に大きく響くので、絶対に失敗できないという思いで必死に説明しました。
- ありがとうございました。面談に立ち会っていただいたのも助かりましたが、準備期間にキャッシュフロー計画や数値計画書を作成いただいたことで、一か月の必要売上はもちろん、委託在庫を増やすことでお金がまわることも理解できたので、自分自身もすごく頭がクリアになりました。
❻ 事業の今後の展望
- 事業の今後の展望について教えてください。
-
現在、店舗で取り扱う洋服に合う、Ephraimオリジナルアクセサリーの展開をしているのですが、これがすごく好評をいただいています。
店舗に来ていただいた方に、滞在時間を有意義に感じてもらえるお店創りをこれからも心がけていきたいと思います。
- ■ この記事の監修者
- マケットコンサルティング株式会社 代表取締役 / 税理士
- 伊東 祐生(いとう ゆうき)
2019年に起業し、自身も創業フェーズにおいてグループ全体で5000万円超の融資調達に成功する。これまでの創業融資サポートの成功率は90%を超え、数多くのスタートアップ支援を行っている。